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GURPS
since 2003/02/23
update 2009/11/26
  
メルの掲示板日記

★プレイヤー同士、掲示板ではなしているうちに気がつけば日記みたいなことをやってしまっておりました。
とりとめないところまで発展してしまった日記、こちらにアップ。

23日外伝

 2003/02/24(月)

メル

メルです(笑)。

よーやくキャラクターが固まって来たのですが、
次回で最後なのですね。かなしぃ。
キャラクターの性格はいつもの私のパターンなのですが、
兄がいるのと剣持てるサリカなのが結構嬉しかったり。

昨日のゲームですげー心残りがあって、
どうしても誰かにいわずにいられなかったので、
こちらに書くことにしました。

ズバリ、昨日のカールくんの処遇。
メルは、家出を認めていたのではなく、家に帰って欲しかったのですよね。
たとえ将来的に裏タマットにつくことになっても、できれば、あのときは。

カールくん、後妻さんとの関係で悩んでいたでしょ。
・・・メル的には、後妻と子供はうまくいかないものだって
思っているのですが(笑)、実際にシエル兄は(別の理由もあって、)
上手にやっていたように見えたわけです。

ですので、ぜひメルはカールをシエル兄のところに連れていって、
うまくいくように説得してもらいたいと思っていたのです。
ゲーム中に表現出来なかったのが、何とも悔やまれますぅ。

まあ、「ああ、もっと早くお兄ちゃんに相談すれば良かった・・・
そうすればルードに裏タマットに持って行かれなかったのに・・・」と、
激しく悩んでいる、と記しておきます(苦笑)。

説得

 2003/02/25

シエル

シエル:カール。男のくせに、女性(継母)を困らせるなんて、なってないぞ。
  オトナの男は女性を守るもんじゃないか。今からでも遅くないぞ。家に帰りな。
・・・説得、こんな感じでいいかな?(笑)。
ない頭を(仕事中)ひねって、考えました。

次回、(出られるかどうかわかんないけど)とうとう最後ですね。

シエルは、今まで三つ頭の化けもんや、ダンゴ虫型ゴーレムとガチンコ勝負してきましたが、最終回はどんなモンとガチンコなのか楽しみです(笑)。
どうせなら源人バドッカ(全身)とサシ勝負!位のスケールにしてくだちい。

>お兄ちゃん

 2003/02/25

メル

>源人バドッカ(全身)とサシ勝負!

お兄ちゃん!
命まで浪費してはいけません!!<浪費癖(笑)

 

シエルよりメルへ

 2003/03/16

シエル

次は最終回。
僕は出られるかどうかわからないけど、
メルも僕が出られるように祈っててくれ。

・・僕も当日メルが遅刻して罰cpを払わなくても
大丈夫なように、祈ってるよ(笑)。

当時情けないことにメルプレイヤーは遅刻ばかりでした・・・
そのうち、パーティーの方が
「あんまり遅れるようだったら、CP払わせようか!」
という話になり・・・
と、とりあえず、その後はCPを払うほどの
大遅刻はなかったですが・・・。

メル日記

 2003/03/21

メル

ああ、今日はとってもおいしいスープカレーができました。
なのにお兄ちゃんは蛾のところにいって、今日も帰ってきません(笑)。

サリカ様、私は昨日お兄ちゃんと、
「朝と晩ご飯は3人でとろう」と約束しました。
なのに、お兄ちゃんは、もう忘れたというのです。
アルリアナ様につとめるお兄ちゃんとはいえ、あまりにひどくはないでしょうか?

そんなどうしようもないお兄ちゃんですけど、サリカ様、
どうぞお見捨てにならないでください。
私がその分がんばって覚えていますから・・・。

----
あーん。
お兄ちゃん、参加は大丈夫でしょうか。
メルは最終回、CPなくならないよう、がんばります(笑)<そこがんばるのか(笑)

シエルのゆううつ

 2003/03/24

シエル

またメルに叱られた。
夕食は3人で食べようと言われたのに、家に戻らなかったから。
だけどしょうがなかったんだ。
”組織”の構成員の情婦と会ってたんだ。
本人は全然愛人の正体を知らないみたいだったけど。
台所には鍋があった。
中身は僕が見た中でもっとも黒い液体だった。
まるで絶望のごとく黒い液体。
翌日父さんに聞いたが、父さんもこれが何だかわからないそうだ。

メル日記2

 2003/03/27

メル

今日は新しい結婚式用の舞の練習が入りました。
途中で新婦役のエリスとターンをして位置替えするんだけど、どうもタイミングが取れなくて、2人で遅くまで練習しちゃった。

新婦役は袖もすそも重たいドレスをつけるから、早いターンがむずかしいらしくて。
でも、いいなあ、ドレス。私も新婦役がしたいです。<新郎役(笑)

夕食を作る時間がなかったので、6ゾロファンブル亭で晩ご飯を買って帰ろうと思って
寄ったんだけど、お兄ちゃんがいなかった。
いつものようにルードがいたけど、酔っぱらっていたので無視しました(笑)。

急用で休みを取ったっていうんで、てきとーにマスター話を合わせて?から
家に戻ったけど、家には帰ってきてなかったんだよね。
お父さんも別に元気だったし。

何の急用なんだろ?
アルリアナ様の神殿での仕事かな?
でもお兄ちゃん、入信者だし・・・入信者には夜の火急の仕事って、任されないよね?
<神官であることをメルは知らない

最近、どうも怪しすぎる〜!!

シエルのゆううつ2

 2003/03/28

 シエル

しばらくぶりに今日は仕事が終わったら、
早く帰ろうと思ってた。
だけど、こういうときに限って・・・
フリートが来て、”特甘ハヤシライスつゆだく”を頼んだ。
”組織”の情報が入ったんだ。
急遽仕事を早引けして、スラムの酒場で彼と落ち合った。
フリートはタマット信者で、
腕っ節も強いし、情報収集もこなせる心強い奴だ。
その分雇用料も大したものだが。
僕は術者で、一人では戦えないから、しょうがないけど・・
ともあれ、”組織”の構成員(下っ端)の
居所がわかったので、
2人でひっ捕まえて尋問した。
大したことは解らなかった。
臓器のバイヤーが一人、わかったくらいだ。
明日からそいつの身辺を洗おう。
また、帰りが遅くなるな。
メルに叱られる。ああ・・・

メルは兄がアルリアナの神官であることをしりません。
当然、彼が神殿内で重要な地位を占め、
とある事件を追っていることも知りません。

いつも「蛾(夜の蝶のことらしいです)」のところで、
兄が遊んでいると思っています・・・

 

メル日記3

 2003/03/31

メル

今日も昨日に続いて、新しい振り付けの練習です。
新婦役のエリスのターンは、なんだか1日でよくなった気がします。
昨日家で何度も練習したそうです。えらいなあ。
私・・・新郎役はファンをまっすぐに伸ばし、そのまますっと横に流すという動作があるんだけど、なかなか腕を水平に保つことができなくて・・・今日はあんまり良くなかったかな。

自分で気になっているところだから、午後からの学校から帰ってきた子供達に教える時にも、「はい、手が水平じゃない!」なんて注意してみたりして。
エリスのまねして家帰ったら練習してみよう・・・といいたいところだけど、家には体全部をうつす鏡なんかないから、こればっかりは。
あんまり努力しているところはみんなに見せたくないけど、明日少し早く神殿に行って、練習しよう・・・。<スターの名誉(笑)

今日もお兄ちゃんは遅そうです。
もう赤の月が高くのぼりましたが、まだ帰ってきていません。
エリスには、「メルはシエルさんのこと心配しすぎ」って言われました。
「メルだってひとりでいたい時があるでしょ?だから、シエルさんだってひとりでいたい時があってもいいと思うの」って言われました。
そうか。
ちょっと頻繁すぎる気もするけど、そうかもしれない。

いつもお兄ちゃんには怒ってばかりだから、たまには笑って「おかえり」って言ってもいいですよね、サリカ様。
罪を許すことが大事だって、ガヤンの神官様も言っておられたし。
私も今日は、笑って「おかえりなさい」と言おう。

----
なんかコツつかんできたぞ(笑)<いまさらジロー

シエル、ちょっとまずい

 2003/04/01

シエル

フリートと臓器バイヤーを追って、
今度は普通の住宅街を張った。
バイヤーはここで、ごく普通の市民を演じているんだ。
場所がスラムで無くなったことから、
だんだん核心に近づいているんだという気がする。
臓器が欲しいのは、
スラムの住人なんかじゃない。
高い経済力と社会的立場を持ったヤツだと思う。

だけど、敵もさるもの。僕らが張っているのに気づき、
用心棒を出してきた。
なに、僕とフリートの敵じゃない。
だけど、数が多すぎたので、早く片付けようと
”電光”の魔法を使ったのがまずかった。
普通の市民にしてみれば、”電光”の放つ
閃光と爆音は驚きだったはずだ。
すばやく立ち去ったはずだが、
ガヤンの信者は電光の正体がわかったらしく、
アルリアナ神殿にまで聞き込みに来た。
ちょうど僕たちが神殿に駆け込んだ直後だった。
まあ、のらりくらりと言い逃れするのは、
僕たちアルリアナ信者の得意とするところだから、
別に心配は要らなかったんだけどね。
だけどまだガヤンくんたちが神殿の近くを
うろついていたので、
彼らの勤務交代の朝まで神殿を出られなかった。

家に帰ったら、メルがテーブルで突っ伏して寝ていた。
僕を待っててくれたんだ。悪いな。

今日はバラの花束でも買って帰ろうかな。<浪費癖

----
いまさら、なんだけどねえ〜(笑)。
でも、ここ誰も見てないっぽいから、
思う存分創作活動。(妄想活動ともいえる)

メル日記4

 2003/04/02

メル

気がついたら、私、今日はベッドで寝ていました。
確か、お兄ちゃんを待ってて、キッチンにいたはずなんだけど・・・
ひとりで無意識にベッドまで歩いてきたのかな?
絶対絶対、お兄ちゃんがベッドまで誘導してくれたなんて考えづらいもの。

お兄ちゃんはいつ帰ってきたのか、日が高く昇っても、グウグウです。
あーあ、もう「おかえりなさい」なんていうのやめやめ。

今日は早めに神殿に行って、ファンをうまく横に流す練習をしました。
そうしたら、頭ボサボサのまんまのトライスが神殿に来ていました。
話を聞いてみると、昨日住宅街のほうで電光らしい爆発音が聞こえたの
だそうです。
サリカ神殿でも確かに教えているので、その関係で聞き込みに来たみたい。
やめてよー。サリカ様に仕える者が、深夜の住宅街で電光ぶっ放すわけ
ないじゃない。

トライスが私に「やあ」ってあいさつしたので、ちょっとからかいたくなって、
「サリカ神殿に勤める者なら誰でも疑う気なの?私も容疑者なの?」って
聞いたら、「いや、一応調べるのは「電光」使える人だけなんで・・・」とかいうので、
思いっきり持ってたファン(閉じ)でひっぱたいてしまいました。
そうよ、どうせ私は5つしか呪文知らないですよーだ。しかも治癒系マスター
するのが精一杯で、電光なんて空気系のむずかしい呪文、知らないですよーだ!

サリカ様、司祭長様ごめんなさい。
祭典用の新郎のファン、少し曲がってしまいました・・・。
漆も少しハゲちゃったような・・・。
わーん、トライスの石頭ー!!

さらにトライスが「誰か他に「電光」を使える人を知っていますか?」と聞いたので、
「うちのお兄ちゃんが使えるけど、昨日もスラム街の蛾のトコに行ってたのよね。
絶対住宅街になんかいってないのよ。っていうか、むしろ住宅街にいって欲しいぐらいよ!」
と、ついついトライス相手にぐちってしまいました。トライスは私からも
有用な情報を聞けなかったので、「今日も上司にかゆくされる・・・」と、
肩を落として帰って行きました。
がんばって使えるガヤン神官になってね〜。

家に帰ったら、今日は珍しくお兄ちゃんが帰ってきていました。
「おかえり」といわれてしまいました・・・。
今日はバイト休みだったそうです。
珍しい、休みの日に家にいるなんて♪

しかも、テーブルには一抱えもあるバラの花!!
これどうしたのっていったら、キレイだったから買ってきたって。
赤いバラは、家の中をすごくいいにおいで満たしてくれました。
しかも、今日トライスが私に失礼なことを言ったと話したら、すごく興味深く
聞いてくれました。
そうそう、こういうお兄ちゃんが好きなんです。ホント。

私、今日はすごく嬉しかったです。
こんないい日を迎えられたこと、サリカ様とアルリアナ様に感謝しなくちゃ。
本当にありがとうございます!

で、冗談で、「お兄ちゃん電光使えるよね。勉強してたものね。
私と違ってお兄ちゃんは容疑者だよ〜」
って言ったら、なんかすごく動揺していました。
変なの。冗談なのにね。

----
自分で書いててトライスかわいそうだなと思いました。
犯人お兄ちゃんなんだけど、気がついていないというか容疑者から外したというかわいそうなシーン(笑)。

やばいぞう・・・

 2003/04/03

シエル

メルから”深夜電光事件”をトライスが探ってることを聞いた。
ご丁寧にもメルは、僕が電光を使えることをトライスに教えたらしい。
やばいぞう・・・実は右目地区のアルリアナ神殿で、
電光を使えるのは3人しか居ないんだから。
そのうち一人は神殿長だし・・・・・
ほら、アルリアナ神殿は平信者はたっくさんいるんだけど、
入信者以上の人間があまりいないんだよ。

でもま、相手はあのトライスだし、大丈夫かな。
トライスなら、電光を閃光(ガヤン信者が使える)だと
言って、犯人はガヤン信者!って言っても信じそうだ。

それはともかく・・
今日は当番の日だったので、6ゾロファンブル亭を
ランチタイム休んで、当番についた。
当番というのは、まあ、アルリアナ神殿は、
月に魅入られた(精神に異常をきたした)人を
保護する場所でもあるからして、
施療院の一角で、カウンセリング(人生相談)を
するわけなんだ。
客のほとんどはもちろんアルリアナの乙女で、
聞く話はまず景気の悪い話や、愚痴、
男女関係とかなんだけど、
たまに面白い情報が手に入ったりするので、
ま、自分の人生経験にもなるし、
これはこれで悪くない。

しかしだな、彼女たちを見ていると、
メルももう少し女性として目覚めてほしい
気がするなと常々思うな。
一体どこの男がアイツを落とすんだろう。
もしかして、アイツ、自分より強い男じゃないと
ダメとか言い出すんじゃ・・(恐)
やだよ、それじゃ僕は一生メルを恐れて生きなきゃならないじゃないか。
お願いだから誰かメルをもらってやってくれ。

メル日記5

 2003/04/08

メル

今日はちょっと寝坊!
父さんが「メル、今日は行かなくていいのか?」って起こしてくれたのですが、行かなくていい日なんかないでしょー!
お昼を作る時間が無くて、そのまま走って神殿に行きました。

今日も朝からトライスがサリカ神殿にいました。
多分、昨日の電光のことでしょう。
どうせ私は電光も使えないのだし、電光を使える人も別に知らない私に用はないだろうと思ったので、ずっと無視していました(笑)。

しばらくすると、ルードもいました。同じく聞き込みをしていたようです。
今日は2人セットだったみたいです。
ルードはよくトライスに、「タマットに入らないか」と声をかけていますが、私はルードが心を入れ替えて、ガヤンに入ったほうが世の中のためになると思います。

いつもの相方のエリスに、「今日はお弁当忘れたんだ、お兄ちゃんトコで食べてくる」と言ったら、エリスも「私も忘れたから、一緒にいくわ」と言ったので、2人で6ゾロファンブル亭でごはんを食べました。
今日はお兄ちゃん、まじめに働いていました。

珍しくファイさんが昼から6ゾロファンブル亭にいました。
ブラストさん待ちなのだそうです。ワインを飲んでいました。

一緒にごはんを食べませんかと聞いたけど、ちょうど食べたばかり
だそうでした。ちょっと遅かった。残念。

ゆでたて塩じゃがとカリカリベーコンのディッシュとパン、そら豆の春色のスープ。
エリスはいつも6ゾロファンブル亭に来るたび、とてもおいしいといいます。
「メルは家でもこんなおいしい料理が食べられてうらやましいわ」とも。

・・・でも。私には、お兄ちゃんの料理がおいしいと思えたことがありません。
どれも味が薄いんです。他の人の料理は匂いもしないから、それよりはマシだけど・・・<味覚消失

今日もエリスは、「いいお兄さんがいてメルは幸せ者よね」と言うので、「じゃあ、今度お兄ちゃん貸してあげるよ!」と言ったら、エリスは真っ赤になって思いっきり遠慮していました。
・・・そんなにお兄ちゃん、嫌われてるのかなあ(笑)。
お兄ちゃん、ちょうど厨房で仕事をしていたようです。聞こえなくて良かったです。

ちょうどそのときブラストさんが来たので、近くに座って話を聞いていたファイさんが席を立ちました。
ファイさんが、
「メル、あんまり彼女をいじめちゃダメよ」
って笑いながら言ったんだけど、どういう意味だったのでしょう?

その後、神殿に戻って、新しい舞をほぼ完成させました。そのあとに子供達がその舞を見せてとせがむので、ちょっとだけ見せちゃいました。

夕方、エリスに別れ際、「シェルリードさんに『今日はとてもおいしかったです』って伝えてくれる?」といわれました。
そんなにおいしいかなあ、お兄ちゃんの料理・・・。

と、家に帰ったけど、今日もお兄ちゃんは遅い!
これを書いている今、まだ帰ってきていません!
父さんは知ったような顔をして、「まあ、そんなに細かく言うな」って
言うんですが・・・どうしてお兄ちゃんだけが夜遊び許されるの〜?
父さんには、「双子なんだから平等に育ててよ!」っていったら、「じゃあお前も夜に外に出たいのか?」って。
父さんは意地悪だ。私が夜が怖いのを知っていて、そういうことを言うんだ。
<夜が怖い、魔法の素質昼のみ

父さんなんて嫌い。

---
父、アルリアナにして、なんとなくシエルの素行に感づいている風味で
仕立てました(笑)。

気がついたら、ファイ様とかブラストとか出していまして、
シナリオ最終回より前の話となってしまいました(笑)。

明日あたり、シエルにほのかな思いを寄せているエリスと心配でたまらないメルが夜にシエルを尾行使用という話になります。
そして、明後日尾行したものの、まんまと暴漢どもにかこまれる予定です。<をぃ

もちろん、メルは自慢の剣を振るう前に、フラッシュバックで固まります(笑)。
で、シエルに助けてもらって、めでたしめでたし・・・という、黄金シナリオをしきますので、悪の組織ネタをまいて頂ければ、拾えるだけ拾って日記にいたします(笑)。

というわけで、二人の日記?は2人のプレイヤーの陰謀?で、
最後に大きな事件を迎えます・・・?

シエル日記【ラストスパート】

 2003/04/30

シエル

僕宛に招待状が届いた。
真っ赤なリボンと花のコサージュつきだ。
”親愛なる、シエルリード・グリュイエール氏へ”
”わたしどものパーティへ、お招きいたします。
ぜひぜひ、おいでくださいますよう”
会場は鼻地区の近く、暗闇小路のあたり。
・・・宴は宴でも、血の宴だな。
どう考えたってこりゃ罠だ。
だけど、奴らが僕を名指ししてきたんだ、
ここで引いてたまるかってんだ。

早速フリートを呼んで(逆に彼の住処にしてる宿屋兼酒場で、
”驚天動地の辛口パフェ2人前”を頼む)、
相談に入った。
もちろんフリートもコレは罠だと言い、
行かないほうがいいと言った。
だけど、僕を名指ししている以上、
もう僕が何者で何をしてどこに住んでいるか、
奴らはもう知っているんだ。
ここで勝負してもバチはあたらないよ。
あわよくば奴らを生け捕りにして、いろいろ吐かす。
心に働きかける魔法なら、たくさん知ってる。
伊達にアルリアナ神官をしてるわけじゃないよ。

フリートはしぶったが、
他に何人か雇うことと、雇用料五割増で乗った。
早速現場の下見。
いるのはヤク中と気違いくらい・・ガヤン信者ですら、
普通立ち入らない場所だ。
いざというときの退路を確認し、
奴らが襲ってきそうなポイントを見極める。
そのポイントを塞いだりして、使えないようにする。
さあ、あとは勝負まで待つだけだ。

パーティの夜、僕たちはフリートの宿で落ち合った。
総勢5人、みんなタマットの戦士だ。
(青の月の戦士は、雇いづらいんだよ)
暗闇小路に向かって歩き出す。夜に5人の男が歩き回るのって、
何かヘンな図だよなあと、妙な感慨にふけっていたとき。
雇った男の一人が、僕達を尾行している奴がいると言ってきた。
どうもそいつらは尾行が端的に言うと下手で、素人レベルらしい。
暗闇小路に近いあたりまで十分ひきつけてから、捕まえてやろう。
あまり大きい道で刃傷沙汰を起こすのは避けたい。
また電光事件みたく追われるのはイヤだからなあ。

・・・そろそろ捕まえてもいいかなと思ったとき、
僕達の後ろから黄色い悲鳴があがった。
女?なんでこんなとこに女がいるんだろう?
そろそろと物陰に隠れて様子を窺った・・・・・
女が2人、男達にからまれているように見える。
その女の一人は・・・・・メル??
なんでここにメルがいるんだろう?
しかもああ、見事に硬直してしまってる。
アイツ、夜と大きい男が全くダメなんだ・・・
ええいままよ、僕は男達に攻撃命令を出して、
呪文の準備に入った・・・・・

・・・何とか暴漢どもを追っ払い、
メルともう一人の女の子を助けた。
なんでこんなとこにこんな時間にいたのか、
家に帰ったら小一時間問い詰めなくては。

それから僕達はメルと女の子を家に送り届けた。
送り届け終わったとき、ちょうど時を知らせる鐘が鳴った。
・・・すっかりパーティの時間は終わってしまった・・・
五割増のフリートと3人の男の雇用料が・・・・・・・
また借金が増える。ああ・・・・・

---
綿密な打ち合わせ、ありがとー。
ふっふっふ、ようやく日記のラストが固まりましたね。
って、ホント、”いつまで続くんだ、コレ?”って感じだよね。

メル日記2

 2003/06/23

メル

サリカ様、今日はあまりのできごとに、あったことが書ききれるか分りません。
でも、記憶が失われてはいけませんので、日記を書きます。

・・・その前の日は、夜が怖くてすぐ寝られませんでした。
何も見えない暗闇に、「何か」がいるような気がして。
「誰か」が潜んでいるような気がして。
そんな感じでこのまま朝がこなかったらどうしようかと思うと、よくわからない焦りでいっぱいになって寝られなくなる・・・。

うとうとしたかと思うと、父さんが、「お前も夜に外に出るか?」って言った意地悪が頭をめぐって目が覚めて・・・って繰り返したら朝寝坊。
今日の寝坊は父さんのせいだから!ホントにもう!
家の鏡を見る時間が無くて、通りがかりのお店のバケツで自分の顔を写したら、右側の髪がすごくはねてる。
んもう、格好悪くてやだ〜!!

それでも、朝はまだ良かったのです。
昼にエリスとヘンな思いつきをするまでは。

結局今日もお弁当を作る時間がなくって、6ゾロファンブル亭でお昼を取りました。
エリスは・・・朝はお弁当をもってきていたように見えたのですが、
「わたしも忘れたから、一緒に行こう」
といわれたので、昨日と同じく2人で行きました。

ところが、お兄ちゃんは今日はいませんでした。
おかしいなあ、基本的には毎日ランチ時間は働いているはずなんだけど・・・ってエリスに言ったら、「何かあったのかもしれないからマスターさんに聞いてみよう」と言うのです。

・・・聞かなければ良かったのです。
でも、エリスに強く促され、つい聞いてしまいました。

マスター:「今日は、人と会う用事ができたから休むと連絡が来てたよ。
      シエルは隠していたみたいだけど、真っ赤なリボンのついた手紙が胸から見えてたよ。女と会うんじゃないの?<冒険者あがりで妙にチェックの鋭いマスター(笑)」

・・・なあに、それ。

(ぷち)

私の頭のどこかで、何かが切れちゃったらしいです。

真っ赤なリボン〜!?
今どきそんなのつけて手紙をくれる女性って、一体いくつの女なの?
っていうか、それにやすやすとひっかかるお兄ちゃんって何!?
第一お兄ちゃんがそんな待遇されるほど地位もお金もないのに、なんでするのか分らない!いや、お兄ちゃんがその人をだましているのかも!
ひどい、ひどい!!

・・・と、とても怒ってくるりと向きを変えたら、後ろでエリスが泣いているのです。

なんで?
待って待ってエリス、泣かなくてもいいの、うん。
私もすごく悲しいことは悲しいけど、そんな私のためにエリスに泣いてもらうなんて、そんな・・・。

エリスは、かわいそうな私のために泣いてくれていた様でした。<おい
それを見て、カッとなった自分が恥ずかしく思いました。
エリスをなだめながら、私も冷静になって、サリカ様にどうしたらいいのかと心の中でお祈りをしました。

私の出した答えは、「言葉をもってお兄ちゃんを更正させる」こと。
いえ、きっとこれはサリカ様のご意志に違いない。<おいおい
いつまでもフラフラしているお兄ちゃんに、直接聞いて、答えを出してもらう。
とこしえに闇であることがこの世にないように、お兄ちゃんにも朝を迎えさせてあげなければならない。
お兄ちゃんは私と半分ずつの双子なのだから、それは私の義務のように思いました。

落ち着いたエリスに、私は午後からのおつとめをぶっちぎることを伝えました。
・・・そうしたら、エリスも一緒につきあうというのです。
・・・友達は、何て尊いのでしょう!<おいおいおい

この時間は、本当にそう思っていました・・・。

神殿には戻らず、エリスと2人でいろいろとあちこちを聞き回りました。
目地区なんてそれほど大きくないので、私たちのような探索のシロウトでも、「お兄ちゃん見ませんでした?」でだいたいのことはわかりました。
(時間はいっぱいかかってしまいましたが)
エリスと2人でサリカ様に情報収集のすばらしさについてお祈りしたぐらいです。

ずっとずっと回って・・・結局、夕闇が近づいてくる頃、鼻地区近くまできてしまいました。
しかし、ここまで来て、お兄ちゃんの情報はわからなくなりました。
このあたりにいるはずなのだけど、どこにもお兄ちゃんはいません。
また、小路に入ってしまい、話を聞きたくても路地を歩いている人がいませんでした。

お日様は真っ赤になり、暮れていきます。

いやな匂いがする。
そう思ったら、私たちの後ろに私より背が低そうな男の人が立っていました。

メル:「(いつの間に後ろに?)」
男:「やあ、君たち、シエルリードくんをさがしているんだって?」
メル:「(なんだろう? もしかして、あちこちに聞きすぎた?)」

すかさずエリスが言葉を継いでくれました。

エリス:「ええ、そうですが・・・何かご存じですか?」
男:「はい、知っていますよ。ただ、ちょっと現在込み入った話をしていまして・・・ご家族の方ですか?」
エリス:「ええ、メルは家族です。私は・・・友達、ですけど」
男:「それならちょうどいいです、ぜひいらっしゃってください。
   このままではシエルリードくん、大変なことになるかもしれないので・・・」
エリス:「ええっ、何ですか?」
メル:「どういう事ですか?」

男:「(まわりをきょろきょろとして)ここではちょっと・・・そうだ、
   本人にあってもらうのが一番話も早いと思いますので。
   ついてきてもらえますか?」
エリス:「はい。メル、行こう」
メル:「うん・・・」

男の人はニヤリと笑った気がしました。私には、この人が大変怪しいと思いました。
でも、「大変なことになって」いるというのが気になり・・・結局ついていったのです。

この後は、あまり書きたくないですし、あまり覚えてもいません。
男の人が案内したところに行くと、たくさんの男が部屋にたくさんいたこと、私はそれに恐れて、声も出なくなりました。
エリスが男達に連れて行かれそうになったのまで見たのですが、その後はブラックアウト・・・
どこかでお兄ちゃんの声が聞こえた気がしたのですが、頭をそちらへ巡らせることも出来ず・・・。

気がついたのは、「6ゾロファンブル亭」でした。
じゃらっという音がして、ふと、気がついたのでした。
その音は、お兄ちゃんが花売りから買った花の代金を支払うためにお財布を開けている音でした。<癖:浪費

メル:「お兄ちゃん・・・エリスは?」

うつぶせていたから、頬に服のあとがついているのではないかと少し考えながらも、大事なエリスのことを聞いてみました。
なんとなくお兄ちゃんが全部知っているような気がして。

お兄ちゃんは今買ったばかりの花束を脇にどけ、私を見ました。
一瞬私の見たことのない、まじめな顔をしたお兄ちゃんがいる気がしましたが、すぐ、普段のお兄ちゃんの顔に戻りました。

シエル:「気がついた?体は大丈夫?
     一緒にいた女の子は、家まで送ってあげたよ」
メル:「エリス・・・大丈夫だったのね。よかった」
シエル:「メルも大丈夫なんだね?」
メル:「うん・・・」

お兄ちゃんは、なぜ私たちが「そこ」にいたのか、聞きませんでした。
お兄ちゃんには、なんとなくわかったのかもしれません。
私たちが双子だから。
・・・まさかね。
双子だからって、気持ちだけでなく、心まで共有できるなんて。

そのように自分の気持ちを否定しつつも、なんとなく私はサリカ様とアルリアナ様のお二人に心からお祈りをせずにいられませんでした。
お兄ちゃんの気持ちはわからないけど・・・でも、言葉にできない何かがあるような気がしました。
説明はいらない、何かがあるような・・・。

シエル:「帰ろう、家へ」
メル:「・・・うん」
シエル:「メルの好きな赤いバラ、さっき買っといたから」
メル:「・・・こんな時なのに・・・お兄ちゃんの、バカ」

そういいながら、大好きなバラの花束に手を伸ばした私は、きっとほほえんでいたでしょう。
怖いことのあとだけれど、それだけになお、お兄ちゃんがいてくれることがうれしく感じる。
そんな、長い一日でした。

・・・というわけで、メルの「好奇心」は、
いったん収まったようではあります・・・。

その後、シエルの浪費癖は治ったのか、
メルのスターの名誉は収まったのかなどなど、
気になるところは尽きることなくありますが、
GURPSのキャンペーンが終わっても、
2人のキャラクターの人生は、まだ現在進行形です。
その後の話はまたいずれ・・・。

▲モドル▲


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