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源氏物語
since 2001?
update 2008/05/07

+ぷれいれぽーと+

●登場人物&参加者

◆GM    この大変貴重なゲームの持ち主、K@あやしいゲームコレクター氏。この場を借りて感謝m(_ _)m。

◆ひかり源氏 源氏の長男。やたら暴力的(なはず)。プレイヤーはSo@当時AVビデオ屋バイター氏

◆こだま源氏 次男坊。とにかくインテリな野郎。プレイヤーはマキ@元人妻

◆さくら源氏 三男坊。とにかく「色気」にすべてをかける。プレイヤーはSi@ススキノ通氏

◆あずさ源氏 4兄弟の末っ子。すべての性格が『普通』。プレイヤーはG@もっとも縁遠い氏

◆女王様   このアホなプレイヤーと源氏たちを優しく!見守るA@南極●号氏


一の巻 『源氏』な世界


 ▼さてもさても。これより始まるゲームこそ、世界に名高い『源氏物語』をアレンジしたゲームなり。登場人物は、立てば芍薬座れば牡丹なカンジの源氏の君たち。登場する女性(にょしょう)も、百花繚乱ところ狭しと咲き誇っておりまする・・・。

GM:「・・・っていうか、よーは、源氏物語のパロディなんです」

・・・というわけで、はじまりはじまり・・・(笑)。

:「誰がだれをやります?」

Si:「キャラクターは4人ね。この4人はどんなタイプなの?」

So:「4人の兄弟で、長男ひかりが力馬鹿、次男こだまがインテリ、三男さくらが好色、四男あずさが・・・平均的」

Si:「なる。当時の特急の列車名ね」

マキ:「じゃあ、サイコロで目の高い方から決めよう」

:「(ころころ)あ、僕が一番目が高かった。では、何でもやってみたいから、平均的な四男」

So:「やっぱ「力」だろー。ボクは長男でいっ」

Si:「2人ともまだまだだな。このゲームは『好色』が高くないとね(笑)」

Soことひかり源氏:「なにを〜。まろは力で解決するのじゃ〜」

Siことさくら源氏:「ふっふっふ。力ばかりでは、おなごに嫌われますぞ、兄上」

マキことこだま源氏:「2人とも甘いでおじゃる。おなごを落とすのは、ハウツー本でごじゃる〜(笑)」

Gことあずさ源氏:「何、もはやゲームは始まっているのか!?」

女王:「あ、アホだ、こいつら・・・(笑)」

◆ ◆ ◆

GM:「では、これから『源氏物語』をはじめよう。このボードでみんなに戦ってもらいたい(と、盤を広げる)」

さくら源氏(以下さくら):「ん、なんだこの盤は。「自由に人愛(じんあい)?」」

ひかり源氏(以下ひかり):「どうも、これで、「じゅうにひとえ」と読むらしいぞ・・・」

あずさ源氏(以下あずさ):「なんて強引な(笑)」

GM:「まず君たちは、このボード「自由に人相」に降りたってもらう。盤上から自分の駒を落とし、その落ちた位置が大奥についた位置だそうだ。
    もちろん、駒が盤のマス目からはずれたときには、大奥にはついていないことになる」

あずさ:「駒って・・・これかな?」
こだま源氏(以下こだま):「しゃくに台がついているのかな、この形・・・どう見ても位牌なのじゃが・・・」

ひかり:「では、兄から大奥に飛び降りるぞ。ていっ」

さくら:「兄上、お待ちください。適当に落としたのと、盤すぐ上にそっと落とすのでは、だいぶ違うような気がします。降りるルールを決めましょう」

女王:「さすが古いゲーマー。降り方までルールを作るとは(笑)」

◆『源氏物語』降り方ルール
1降りるプレイヤーは盤の四隅のどこかに肘をつけ、そこから肘をはなさずに駒を放つこと。・・・それだけ(笑)。


さくら:「では、ルールに則って、兄上からどうぞ」

ひかり:「まろからじゃな。とう!・・・(盤からころげおちてしまう)・・・戦力を1減らすのじゃな。くぅ〜」

あずさ:「兄上、勢いよすぎ(笑)」

さくら:「次はまろがまいるぞ。(ぽとっ)おお、ナイスショット」

こだま:「(あずさの落とし方を見て)そっとやればよいのじゃな。・・・よし」

あずさ:「では、僕ですね。(ころころ)ああ、戦力に-1」

ひかり:「おぬしもまろと同じ、勢いよすぎなのじゃ(笑)」

▼結局大奥に入るだけでひかりが2度失敗し、あずさは3度失敗。
力が自慢だったひかりは「戦力」が8>6に減少、あずさは5>2に。

こだま:「この『戦力』、いわゆる『ヒットポイント』なのであろうか?」

さくら:「どうも、そのようでおじゃるな・・・」

こだま:「・・・兄者をヤるなら、今でおじゃるな」

さくら:「まろもこだま兄上も戦力は5。ひかり兄上はたかが+1。狙えましょうぞ(笑)」

ひかり:「くそ〜(笑)。あずさなぞ戦力は2じゃ!<矛先をあずさに変更しようとしている」

あずさ:「あう〜。兄じゃたちに狙われてしまう〜」

こだま:「経験の少ない弟を蹴落とすほど、まろは極道ではないでおじゃる(あっさり)」

女王:「今の、ちょっとプレイヤー情報混じってなかった?(笑)」

こだま:「♪〜(^ε^)」

 ◆ ◆ ◆

GM:「あ、そういえば、みんなは『媚薬』を持っているんだった」

一同:「媚薬?」

さくら:「薬で女をおとすなんて、なんて外道なゲーム(笑)」

GM:「(本を読みながら)いや、薬は自分で使うらしい」

女王:「自分で〜? いったいどういうときに使うの?」

GM:「えーと、みんな1d8をしてください 」

ひかり:「これが媚薬の数じゃな。・・・8個(ふんぞり)」

さくら:「まろはたったの2個でおじゃる」

こだま:「まろは本の付録じゃろうか・・・8個でおじゃる」

あずさ:「平凡な5個(笑)」

 ▼再度サイコロを振りなおし、正しい夜這いの順番を決めた4人。
果てさて、今晩の成果はいかに・・・。


二の巻 闇の向こうに潜む『美女』


 ▼さて、これからが「源氏物語」の醍醐味。どのような美女が登場しますでしょうか。

こだま:「さて、まろが1番のりらしいな。では、どのように動けばいいのか教えてたもれ」

GM:「・・・なりきってるなあ。ふせてあるチップは、女御のいる(らしい)部屋。そこにたどり着くまで、1マスずつ歩いていきます。1ターンに5マスまで歩けます」

さくら:「ふむふむ。どの部屋に、どのおなごがいるのかはわからぬわけじゃな」

GM:「そう。そして、1マス歩くごとに、1d6してハプニングが起きたかどうかチェックするのです。1が出たときは、ハプニングが起きます」

あずさ:「結構高い確率ですね。」

こだま:「ようし、わかった。では、静かに廊下を歩こう。1歩、2歩、3歩で女御の部屋で(コロコロ)・・・1出た(笑)」

GM:「では、部屋に入ろうとしたら、廊下の進行方向から、巨体の坊主が、歩いてくる。こだま源氏は3つの行動からどうするかを選んでください。

 1・話しかける
 2・逃げる
 3・戦う」

こだま:「逃げるに決まっているでおじゃる(きっぱり)」

GM:「じゃあ、逃げられたかどうか1d8してください・・・逃げられたらしいですね」

こだま:「女御の部屋に入るでおじゃる。ハウツー本はそでの下に隠しながらの(笑)」

GM:「・・・では、こだま源氏はふすまを開けて、部屋の中にそっと入った。
    中の女性は○○(著者注:忘れました(笑))。(説明が入る)」

こだま:「(なんとなく時代を感じるカードのイラストを見ながら)・・・なんだか、萎えるイラストじゃのう」

ひかり:「いや、弟よ、このカードの中では、いくぶんマシな方だったはずでおじゃる(笑)」

こだま:「マジでおじゃるか〜」

さくら:「兄上、言葉がなんだか乱れておりますぞ(笑)」

GM:「さて、どうする?

 1・しとねに手を入れる 
 2・話しかける 
 3・部屋を出る」

こだま:「手を入れるぞよ(きっぱり)」

ほかの源氏:「うわ!」

女王:「こだま源氏…それって痴漢だから」

GM:「・・・こだま源氏は、彼女に蹴られた(笑)。部屋を追い出されたよ」

こだま:「(ふすまをどんどん叩いて)まろがどんな悪いコトしたというのじゃ。入れるがよいぞ〜」

ほかの源氏:「っていうか、だいぶ悪いわい(笑)」

 ◆ ◆ ◆

さくら:「では、次はまろの番でおじゃるな。では、1歩歩いて・・・ハプニングなしで・・・ふすまを開けるぞ。ガラッ」

GM:「その部屋は・・・『たこの局』だ。さくら源氏の『色欲』が5以上なら・・・」

さくら:「兄弟最狂!の8でおじゃる」

GM:「なら、ふらふらとその部屋に入ってしまう」

さくら:「たこ・・・ねえ。いや、そんなことを言ってはいけない。色欲の赴くままに行動するでおじゃる(笑)」

GM:「さくら源氏が部屋に入ったところで、『セクシー乱数表』を振ります」

女王:「なんなの、『セクスィー乱数表』って・・・。」

GM:「『契る』ことができるかどうかが決まる、この『源氏物語』では重要な表なのです(笑)」

女王:「セクスィーって・・・ひどすぎるネーミングだ。」

 ▼セクスィー乱数表。 縦と横に走る2次元マトリクス。<大げさというか無茶
 縦は『おのこダイス』を、横は『おなごダイス』として、どのようなセクスィーな行為を行ったかを乱数で求めようというもの。
…つか、無理!その表からセクスィーを
妄想しろって、無理!(笑)

さくら:「では、サイコロを振るでおじゃる。『おのこダイス』と『おなごダイス』を振るのでおじゃるな。ていっ」

ひかり:「いきなり『おのこズバリ』と・・・」

あずさ:「『背中』です。」

こだま:「ポイントは・・・おお、いきなりケースA!」

GM:「ええと、1d6してください。・・・1ですか。では、ポイント1点ですね。」

ひかり:「ファーストセクスィーポイント1億点!!(笑)」<時代考証求む

さくら:「うーん、『ズバリ』と『背中』・・・(ちょっと考えて)・・・やっぱり、「後ろからちょんまげ♪」ってやったんだろうか? まろっておバカ?」

女王:「大丈夫、さくら源氏だけじゃない。みんな超バカだから(笑)」

 ▼その後、さくら源氏はタコの局相手に『セクスィー乱数表』を振り続けます。
 2ラウンド『指先で撫でる』『足』で+2を稼ぎますが、
 3ラウンド『手で揉む』『足』<いわゆる色っぽくない(笑)
 で、-5になり、結局『契り』はしないうちに部屋を追い出されます。

 ◆ ◆ ◆

ひかり:「ふー、契られたらもう単独首位ぶっちぎりになるかと思ったでおじゃる。次はまろでおじゃるぞよ。まろは歩かなくても部屋に入っちゃうもんね〜」

あずさ:「何かずるい(笑)」

ひかり:「では、ふすまを開けた!」

GM:「中にいるのは、女うつの宮、18歳。ここで、和歌を詠んでください。」

ひかり:「和歌なんてカードだから楽勝♪・・・あれ?」

 ▼カードを引いて5・7・5・7・7に並べるだけで歌が作れるという、強引なこのルール、カードの下に点数がついています。
 この点数が、彼女の感動度の基本値になるのですが・・・ひかり源氏はいきなりマイナスでした。

こだま:「やっぱり、3句目が『ハラホロヒレハレ』なんていう歌は、女性に聞かせるようなものではないでおじゃるな」

さくら:「兄上は、脳みそも筋肉でおじゃるから・・・」

ひかり:「うるさいやい!(笑)」


三の巻 おのこの『価値』を決めるとき


 ▼…とまあ、こんな感じでえげつない遊びをすること30分。三人の兄はさまざまな女性にアプローチをするものの、下心がそれぞれ見え見えで多くをゲットできず!
 …ということは…?


GM:「で、ここで終了!」

ひかり:「30分もセクスィー乱数表とかみてたらなんか具合悪くなってきた(笑)」

さくら:「というか、ランダムではとうていまともな短歌はできないということがよくわかったでおじゃる」

GM:「さて、この時点で一番ポイントが高いものが勝ちとなります!」

こだま:「兄上とまろは…おなごと契りを結ぶことさえできなかった!」

あずさ:「それは(おのことして)いけませんねえ」

ひかり&こだま:「(グサッ)」

さくら:「まろは1件獲得したが…好色すぎて、女性のランクが高くない!(笑)」

あずさ:「おなごの好みとか、さくら兄上はありませんしね」

さくら:「(グサッ)」

こだま:「そう、そして、特に何という特技のない弟のあずさが!」

ひかり:「なんとなしにポイントを稼ぎ…そしてつつがなく勝利とは!なんたる無念!」

女王:「だれだったかしらね、あずさの平均さを笑った奴らは?(ニヤ)」

あずさ:「ぶい(笑)」

あずさ以外の源氏:「イヤじゃ!まろたちはいやじゃ!
     平均的なおのこが、平和な家庭を作るのがこの世の勝利だなんて、そんな現実的な結論はいやなのじゃ〜!」

GM:「…ま、こんなゲームです(笑)」


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